デイヴィッド・ホックニー展
- willbe-ito
- 2023年8月22日
- 読了時間: 2分
この夏、一番行きたかった展覧会。
東京都現代美術館で開催中の現代美術のレジェンド、デイヴィッド・ホックニー展。
ミュージアムグッズの仕事を始めたばかりの頃、海外のミュージアムから仕入れた、アメリカ西海岸の陽光あふれる情景が描かれた一枚のポスターに心を奪われました。
日本では27年ぶりとなる大規模回顧展で、代表作や新作など120点余り、60年以上にわたる多彩な活動が紹介されています。なかでもコロナ禍の間にフランス・ノルマンディで過ごしているときに描き上げた全長90mの大作「ノルマンディの12ヵ月」は圧巻、ホックニー・ワールドを全身で体感することの出来る展覧会でした。
題材は、ロサンゼルス時代のプール、シャワー、スプリンクラーなど都市生活からノルマンディやイングランド北部の故郷の自然までの大作、小さい作品では花など静物画から友人たちのポートレイトまで多彩、描く技法も油彩、水彩、アクリル、フォトコラージュと様々な表現手段、さらにコピー機やファックスから、パソコン、iPadまで使って描かれます。デジタル技法を利用して描かれた作品は製作過程も時を追って観ることが出来、すごく面白かった。
そして一貫しているのは、ポップで明るい色彩と柔らかいタッチ。
穏やかで深い世界に、心が洗われました。

この展覧会は11月5日まで → こちら
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