季の詞歳時記「代田」
- willbe-ito
- 6月1日
- 読了時間: 1分
今日から6月、気温低めの週末です。
月初ではありますが、日曜なので「季の詞歳時記」
俳句に素人の僕が母の作った俳句の中から好きなものを選んでこのブログで紹介しています。
白雲の流れ映して代田透く
この俳句は以前にも紹介したと記憶していますが、好きな俳句なのと、少し前にピッタリな良い写真が撮れたので再掲載。
「代田(しろた)」とは、田植え前の水が張られた田んぼの事で初夏の季語です。

JR湖西線の線路から琵琶湖湖岸までの間には、田んぼが広がっていて、この広々とした景色が大好きです。
母の俳句のように流れる雲は映していませんが、「逆さ比良山」を映しています。
母の愛する故郷の山村は空が狭く、誰かが引き裂かれたような空と表現していました。山に囲まれ狭い空が代田に映り、のんびり雲が西から東へ流れていくのを眺めて季節の移り変わりを感じていたんだと思います。
山村には無い、湖西のこの広々した代田の風景も母に見せたいなあ。
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