季の詞歳時記「夏来る」
- willbe-ito
- 5月25日
- 読了時間: 2分
俳句に素人の僕が母の作った俳句の中から好きなものを選んでこのブログで紹介しています。
山青く鳥は朗らに夏来たる
「夏来る」は二十四節気の「立夏」の別称、今年の立夏は5月5日から5月20日、今は次の節気「小満」となっています。最近では夏が来たなと、思う間もなく真夏日の日もある暑さですよね。
故郷、東吉野は野鳥の宝庫で、施設暮らしとなった母も鳥の声を聴きながら夏の訪れを感じているのでしょう。
近江西部のこの辺りも年中、庭にヤマガラ、エナガ、ジョオウビタキといった野鳥がやってきて、初夏は活動が活発になり囀りも賑やかになる季節です。人間の側では「鳥の声で目覚めるのは良い朝だなぁ」なんて思っていますが、鳥側にすると巣作りや子育ての時期になり警戒して声を発しているのかもしれません。
我が家の庭では、野鳥のエサが少ない冬の時期限定でエサ箱を庭木の枝に設置し野鳥食堂と称して庭にやってくる野鳥を眺めて楽しんでいます。(今は休業期間)
単独でやってくるヤマガラやジョウビタキ、小さな身体が可愛らしいエナガ、団体で賑やかにやって来るスズメ、そして、それら小鳥を追い払い独り占めしているのが大きな身体のヒヨドリです。
このヒヨドリは、野菜や果樹に被害を与えるためあまりよく思われていません。それにさえずりません。我が家の野野鳥食堂で小さな鳥たちを追い払っている様子は態度がでかく本当に憎たらしいんですよ。
今年になって、看板犬の散歩中にヒヨドリとよく似た青い鳥を見かけるようになって、ご近所さんに「イソヒヨドリ」だと教えられました。海の近くに生息するイソヒヨドリが近年、ここ琵琶湖周辺でも見かけるようになったそうです。背が青く、お腹は赤茶、そしてこのイソヒヨドリは食害が無く、オスは美しい声で鳴くのだどか、見た目、生息地が似ていますが、まったく異なる鳥だったんですね。

庭にやってくるのは相変わらずヒヨドリのほうです。
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