季の詞歳時記 People Get Ready
- 2025年12月7日
- 読了時間: 3分
毎週日曜日は「季の詞歳時記」
俳句に素人の僕が母の作った俳句の中から好きなものを選んでこのブログで紹介しています。
来し方を想う夜半の虫の声
季語は「虫の声」でもちろん秋、もうとうに短い秋は終わり季節は冬となっていますし、それに、この俳句は前にも一度紹介したことがあります。
今回は、この季語ではなく「来し方」という言葉、母の俳句で知った言葉で、過ぎ去った前の事、通り過ぎた人の事という意味ですが、何歳になってもまだまだ知らない言葉があるもんだなあと思いました。
母にとっての「来し方」は亡き夫であり、親、兄弟姉妹、友人、秋の夜長に想い出していたのでしょう。
音楽活動を再開した僕にとっての「来し方」はもちろん亡くなったボーカルの平畑君ですが、実はもうひとりいます。
MOJO SAMの結成メンバーで現在のMOJOホーンセクションの基礎を作ってくれたサックスプレイヤーの高木親(チカシ)君、MOJO SAMを抜けた後は「BOUND」というロックバンドでメジャーデビュー、BOUND解散後は故・山口冨士夫(村八分)の「TEARDROPS」で活動。BO GANBOSの「KYON」のレコーディングに参加(参加ミュージシャン:高橋幸宏、細野晴臣、佐野元春、小原礼、PAUL JACKSONなど)、1986年来日したオーティス・ラッシュのサポート等々…プロとして数々の音楽シーンで演奏・活動…地元京都に戻ってからはしばらく音楽から遠ざかっていたのですが、12年前に「BOUND」の再結成に参加、さらに自身のインストバンド「井戸端JAM」のライブ活動と音楽を楽しんでいた矢先病魔に侵されてしまいました。余命宣告を受けた後も、治療よりも演奏することを優先、まさに命を削るように魂のブロウを聴かせてくれていました。
2023年11月18日のドラゴン平畑メモリアルライブの夜には闘病中にもかかわらず駆けつけてくれて「トライ・ア・リトル・テンダネス」を演奏してくれました。
彼のラストライブは去年の7月16日、拾得で彼の主治医が見守る中でほとんど椅子に座っての演奏でした。そして残念ながら2024年8月27日に旅立ってしまったのですが、彼は先々まで井戸端JAMで拾得のスケジュールをおさえていました。
その日が2025年3月15日、高木親君がスケジュールを取り残念ながらライブをすることが叶わなかったその日に新生MOJO SAMが再始動のライブをすることとなりました。
今頃、空の上で平畑君と高木親君、ふたりでセッションを楽しんでいるのだと思います。
そんなふたりの事、来し方を想いながら日本語歌詞をつけた「People Get Ready」
カーティス・メイフィールドが作った名曲でジェフ・ベックやボブ・マーリーもカバーしています。
「信じる心を持って列車にのれば約束の地に連れて行ってくれるから準備はいいかい?」と歌う公民権運動を象徴する曲となりました。
鈍行列車MOJO SAMはガタンゴトン走り続けて45年、平畑君、高木親君、何人もの仲間が乗組員として乗っては降りていきました。僕は結成10年で早々に下車しましたが、今年から再び乗り込みました。
これからもガタンゴトン音楽の旅を続けて行きます。
MOJO SAMでは、三拍子にアレンジしアイリッシュ風のギターと間奏では誰もが知るアメリカ民謡「峠の我が家」をMOJO HORNSによるアンサンブルでおおくりします。
一週間見ていただきありがとうございました。
MOJO SAMの次回拾得ライブは2026年4月11日(土曜日)よろしくお願いします。




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