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和久傳

  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

明治時代に京都丹後で創業した料理旅館・京料理京懐石の「和久傳」

京都で繊維産業に関わる仕事をする中でよく名前を耳にしました。


最初に就職した西陣織のメーカーでは出機(でばた)と言って丹後の多くの家庭で西陣織と称する織物を下請けで織るシステムがあり、毎日のようにトラックで京都西陣から糸などの材料を運び帰りの便に織り上がった反物を積んで帰る「丹後便」と呼ばれていました。

会社時代のウイルビーでもテキスタイル分野で「丹後ちりめん」を扱っていて丹後の機屋さんと長くお付き合いがありました。

京丹後は洛中とのそうした取引を通じて大きくなり昔は相当な景気に沸いたのだろうと想像します。

「和久傳」さんもそんな中で事業を発展させ洛中に進出し大成功を収めたんだと、丹後では伝説のように語られていました。

今ではすっかり京都西陣も京都テキスタイルも繊維不況の中、丹後もすっかり寂れてしまいましたが、「和久傳」さんだけはしっかりとビジネスを展開し様々な事業体で営業しており、伊勢丹のカジュアルなお店には何度か伺ったことがあります。


そして昔から北大路大徳寺東にあった「紫野和久傳・大徳寺店」さん

昔は京懐石のお弁当を1階で販売されていました。

北大路堀川に親戚があり、長男が大学時代の4年間暮らした場所のすぐ近くでもあり、お店の前は何度も通っていたのですが、なかなかのお値段なので一度も買ったことがありませんでした。

10年ほど前に2階でしゃれたお蕎麦屋「五(いつつ)」を始めたと聞き、いつか行きたいと思いながら、ようやく先日行くことが出来ました。

東側にこんなセンスのいい入り口があったとは。

店内もオシャレです。

お昼は料理3品とお蕎麦のコースのみ

手軽に京懐石を楽しめるのが良いです。

単品で和久傳さんご自慢の鯖寿司もいただきました。

しっかりした昆布がまいてあるのですがとても柔らかかったです。

お待ちかねのお蕎麦は十割にプラス4%つなぎ

ちなみに店名の「五(いつつ)」の意味は

蕎麦が持つ色を 表して付けられたとか …

蕎麦の根の   黄色

蕎麦の茎の   紅色

蕎麦の実の   黒色

蕎麦の花の   白色

蕎麦の葉の   緑色

ほんのり淡い緑がかったお蕎麦、塩とワサビだけでいただきました。


締めはトロッとした蕎麦湯をつゆに注いで、その濃厚さに驚きました。


嘗ての京丹後の繁栄に想いをはせながら・・・

いやいや、和久傳さんはとうの昔にそんな狭い世界から飛躍されてましたね。


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