top of page

ふろしきの日

  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

今日、2月23日は「ふろしきの日」だそうです。

「風呂敷」を「包み」と読み替えて、「つ(2)つ(2)み(3)」と読む語呂合わせからです。

京都で仕事をしていた僕も風呂敷とは縁がおおいにあり、長年、風呂敷というアイテムとかかわってきましたし、この40年での業界の変化も見てきました。


もともと日本の伝統的なアイテムだった風呂敷は冠婚葬祭など様々なシーンで需要があり、昭和の時代に反応染料を使う型染め捺染、いわゆる友禅の技法が確立されると大量生産が可能になり記念品需要などの主役となりました。皆さんもご自宅の箪笥の中を探してみてください。使わない、存在も忘れられた、店名や家名が名入れされた風呂敷が何枚もあるはずです。


僕が風呂敷で一番に思い出すのが、1990年頃サラリーマン時代、縮緬生地にオフセットプリントでモネやゴッホの絵画を再現した印象派風呂敷。NHKはじめ各テレビ局に取材され大きなブームとなり作っても作っても売れていく、記念品需要で主役の座を他のアイテムに奪われていた風呂敷が再び主役となりギフト業界も飛びついてくれました。このブームは一過性のものとなりましたが、これがあったことで僕の現在のミュージアムグッズの仕事に繋がっていくことになります。

1990年当時、京都で一番のコピーライター集団「シルフ」を率いていた森田知都子さんに印象派風呂敷のコピーライティングの仕事を依頼していたのですが、この縁がきかっけで森田さんは風呂敷にはまり「ふろしき研究会」を立ち上げました。あれから30年以上になります。

風呂敷を商材として推進していく中で、使い捨てではない包装材としてエコロジーなアイテムとして風呂敷が語られるようになり、2000年にこの「ふろしきの日」が制定されました。そして業界が国にも働きかけ、2006年発信力のある小池百合子氏が環境大臣在任時、環境保護活動「MOTTAINAI」の一環として大臣自らデザインした「もったいないふろしき」を発表し注目をあつめました。

これは僕のビジネスにも好影響をあたえてくれて、歌舞伎役者襲名の記念品や結婚披露宴の引き出物でシルクの高級風呂敷オファーにつながり会社時代のウイルビーを支えてくれました。

それでも、多様化の時代にあって風呂敷需要はどんどん縮小していく流れは止められず、風呂敷の主要販売ルートであった百貨店の衰退もあり業界は新アイテム、新規販売ルートの模索を続けているのが現在の状況だと思います。

そんな中、はやくから百貨店以外の販売ルートを構築していた京都の「山田繊維」さんは、あえて事業を風呂敷だけにしぼり、「むす美」ブランドで路面店も展開、メディアにもちょくちょく登場しながら頑張っています。


さて、最後に2021年10月~僕がウイルビーとしてリスタートしてからの風呂敷とのかかわりはと言うと・・・

先に紹介した山田繊維さんの浮世絵風呂敷を扱いながら長野小布施の北斎館さんへ卸したり、浮世絵関連の展覧会のショップに卸したりしながら、「いつでもオリジナルも作れますよ」というスタンスで仕事をしています。

一番最近の大きな仕事は2023年5月奈良県桜井市の長谷寺さんの記念品、過去最高枚数の型を使用し作りました。

その時のブログが → こちら


そして出来上がった完成品がこれです。

弘法大師御生誕1250年記念慶讃法要の記念品として使われました。

桜井市の近鉄長谷寺駅から長谷寺へ続く参道を鳥瞰図で表しています。

長谷寺さんの仕事は京都吉祥院の印刷会社通じてオファーをいただいてるのですが、七年に一度の退山・晋山の記念品でも風呂敷を作らせていただき20年以上お世話になっています。

奈良は僕自身の故郷でもあるので嬉しくもあり力が入る仕事となっています。



コメント


  • Facebook Social Icon
  • Instagram

© 2023 by Willbe MUSEUM GOODS

Will be ウイルビー、ハンカチーフ、トートバッグ

bottom of page