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円高だった頃

  • 7 時間前
  • 読了時間: 3分

円安が依然として続いていて今後さらに加速するのではという状況です。

ウイルビーの商売では外国為替取引はなく直接は関係しないのですが、仕入先の扱い商品が輸入品であったり、原材料を輸入していることも多く、間接的には影響を受けています。

といっても、様々なモノが値上げしているなかでやむを得ない事と受け止めています。


暖かかった先週末の京都で昔ウイルビーの会社時代プリントしたブラウスを着ているご婦人を見かけました。

会社時代のウイルビーはテキスタイル事業もやっていて主に婦人服地のプリントを京都室町のコンバーター(テキスタイルを扱う問屋)や全国の商社、アパレル相手にビジネスを展開していました。ヨーロッパの転写紙メーカーからペーパーを輸入し京都の昇華転写染工場でプリントをしていて、その時には常に為替レートを気にし、出来るだけ円高のタイミングでヨーロッパのメーカーに送金するようにしていました。当時ヨーロッパには転写紙を扱う3大メーカーがイタリア、ドイツ、フランスにありドイツは品質に優れ、フランスはデザインに優れ、イタリアはそのどちらも兼ね備えたものでした。他にはトルコやイギリスにも転写紙メーカーはあったのですが、品質・デザインともにやや劣るものでした。(その後、フランスのメーカーは倒産し、フランスの持っていたデザインはイタリアとドイツのメーカーが分け合い引き継ぎました)

イタリアメーカーとはユーロで取引、当時1ユーロ=100円前後

ドイツメーカーとはドルで取引、当時1ドル=100円以下、最も円高の時は80円前後の時もあったっけ、年間5万mほどを輸入していたので相当な金額でしたが、今の円安だったらどうなっていただろうと寒気がします。会社としてのウイルビーは2021年9月に廃業しましたが、それよりも前に円安の傾向が出始めた頃に転写事業に見切りをつけ撤退、転写紙在庫は損を出してでも処分しました。この判断が無ければスムーズな会社の廃業も出来なかったのではと思います。


さて、先週末見かけたプリント柄がこちら

印象派の絵画風のデザインで「モネ」と呼んでいました。

かなりヒットしたデザインで長く定番としてやっていました。

以前にも街中で見かけたことがあって、どれほど大量にヒットさせても、ユニクロぐらいにならないと、なかなか街中で見掛ける事がないのが現実なので、このデザインは相当なヒットだったんだとあらためて思いました。


イタリア、ドイツ、フランスのメーカーの担当者は年に一度スーツケースにハンガー見本を詰め込んで営業に来てくれていたのですが、先日まで行われていたミラノ・コルティナオリンピックを見ながらイタリアメーカーの担当者ガロを思い出していました。寿司が好きな(何故か醤油はつけない)陽気なオッサンでした。そうそう、彼は勤勉なドイツ人と垢抜けたフランス人が大嫌でした。ドイツメーカーの担当者の名前はゲルラッハ氏、いかにも仕事出来そうな硬い名前ですよね。フランスメーカの担当者の名前は忘れてしまいましたが、お洒落な男女ふたりでした。

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