いのちを写し取る
- willbe-ito
- 9月5日
- 読了時間: 2分
台風15号が昨日から今日にかけて、九州~四国~近畿~東海と、日本列島を横断、どこで線状降水帯が発生するかわからないとかで心配です。
「たぶん大丈夫だろう」は危険、なにかと忙しい週末ですがくれぐれも慎重な行動をとってください。
と、自分自身にも言い聞かせています。
さて、唐突ですが「米の値が去年の倍」
これ、令和の米騒動ですが、天明の米騒動でも同じだったんですね。
江戸時代中期の出版文化を描く令和7年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
皆、思ってる事でしょうけど、現代とここまでリンクしているのか!
他にも自然災害など、現代とリンクさせることでドラマをより身近に感じさせる脚本家の森下佳子さんの狙いなんでしょうけど。
「絵ってなぁ、いのちを写し取るようなものだなって」
これは先日8月31日の「べらぼう」のなかで蔦重に向かって歌麿が言った言葉。
歌麿がドラマの中で「画本虫撰」を蔦重にみせながら
「いつかは消えていくいのちを紙の上に残す。いのちを写すことが俺の出来る償いなのかもしんねぇと思いだして、近頃は少し心が軽くなってきたよ。」
この台詞には本当に心を動かされ、蔦重といっしょに涙を落としそうになりました。
そして「絵」を元にミュージアムグッズに商品化している僕たちの仕事は、「いのちを写し取った」ものに関わっているんだとあらためて感じたのでした。
日本画であろうが、浮世絵であろうが、洋画であろうが、いのちを描いているのです。
商品化する過程でも、デザイナーさんがいのちを表現しているんだし、工場の職人さん、縫製工場のおばさん、皆がいのちに関わっているんだと思います。
たとえば、以前作った日本画家・田中一村のハンカチ
これは2004年の奄美群島日本復帰50周年で企画された展覧会で製作した「初夏の海とアカショウビン」ハンカチ。

奄美群島復帰50周年記念切手にも使われた「奄美の杜ビロウとブーゲンビレア」南国の色鮮やかな「ハマユウとヒギリ」の全3種類のハンカチを作りました。

今や主流になったインクジェットプリントがまだ一般的ではなかった時代、いったい何色使えば再現できるのか、かなり難易度の高い仕事でしたが、各工程の人たちと色の分析や振り分け、生地の選定、染料のチョイス、サンプルチェック・・・等、数々の工程をこなしながらの難しい仕事でした。
あれは、まさにいのちのバトンリレーだったんですね。
どんな仕事だってそうだと思うんです。
皆のいのちのやり取りがあってこの社会が動いてるんだと思いませんか?




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