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「ばけばけ」からの「牡丹灯籠」

  • willbe-ito
  • 10月25日
  • 読了時間: 3分

毎週土曜日は「週末展覧会情報」としてウイルビーがお仕事でかかわる展覧会を紹介していますが、今週はお休みさせていただいて、テレビドラマ・NHKの連続テレビ小説「ばけばけ」の話を。

小泉セツ&八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻がモデルの物語。武士の世が終わった明治の松江。怪談を愛する夫婦の何気ない日常が描かれます。


40年近くお世話になっている安来市の足立美術館や商品を卸している松江市の夕日の名所・島根県立美術館がある島根県が舞台と言う事で楽しみにしていました。

お取引はしていませんが、松江城近くの小泉八雲記念館も営業で伺ったことがあります。

主題歌のハンバートハンバート「笑ったり転んだり」もイメージにピッタリでスライドショーのオープニングも良いですね!


で、一昨日の放送、東京で再会したトキと銀二郎のランデブーのシーンで東京の寄席で「怪談・牡丹燈籠」が流行ってる様子が描かれていました。

落語好きの僕としては、オッと反応せずにはいられませんでした。

そうか!この時代なんだなぁ~壮大な人間絵巻「牡丹燈籠」が作られたのは!

明治17年、三遊亭圓朝が今はなき人形町の末広亭で連続15日間30時間以上にわたって語った「怪談・牡丹燈籠」

誰もが知っているのは「お露・新三郎」カランコロンとお露の幽霊の下駄の音、円山応挙が描いた絵で幽霊は足が無いものとされていたのに、聴こえてくるカランコロンの下駄の音に明治の人たちは震えおののいたのだそうです。

でもこの「お露・新三郎」の話は長くて複雑な人間絵巻のほんの一部、「お札はがし」という一節です。夜中、お露が新三郎のもとへ通うときに付き人のお米が手に提げていた牡丹柄の灯籠からタイトルが来ているのでメインの話かと思いきや、これはサイドストーリー、お露も新三郎も主役ではなく脇役、全体からみると「お札はがし」と一緒に語られることが多い「栗橋宿」の方がメインストーリーの一部でここに登場する幽霊にお金をもらってお札をはがした強欲な伴蔵とお峰の方が悪役側の主役と言えます。

そしてこの物語は人情噺、怪談ではなく仇討ちの話なんです。

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そこで!昨夜は久しぶりに志の輔師匠の「牡丹燈籠」をDVDで楽しみました。

前半は人物相関図で解説、後半は落語という二部構成のスタイルでガッテンさせてくれる「志の輔版・牡丹灯籠」です。

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東京・下北沢の本多劇場、2006年の初演から、毎年下北沢の夏の恒例となった志の輔らくご「牡丹燈籠」二年前の2023年に通算100回の公演を数え、一旦一区切りをつけ、去年からは「仮名手本忠臣蔵~中村仲蔵」に変わっています。これも最高に泣けますが!

幸運にも千秋楽の前日の通算99回目の公演のチケットが入手出来、一昨年の夏、生の高座「牡丹灯籠」を聴くことが出来ました。

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このDVDで何度も観て内容はしっかり頭に入ってるけれど、落語は一期一会、たっぷり3時間半、感無量でした!


牡丹灯籠は、今まで志の輔師匠以外にも、生の高座で柳家喬太郎師匠の「本郷刀屋」を聴いた事がありますが、これも迫力満点でした。この一節は壮大な物語のきっかけとなる事件の場面を語ったものです。

他にもユーチューブで昔の名人の名演をいろいろ観ました。


今年は「ばけばけ」効果で怪談噺を演じる落語会が増えるんじゃないでしょうか、楽しみにしています。




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