季の詞歳時記「古茶」
- willbe-ito
- 6月15日
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俳句に素人の僕が母の作った俳句の中から好きなものを選んでこのブログで紹介しています。
古茶粥好む媼の朝餉かな
「古茶」は去年のお茶のことで俳句では夏の季語だそうです。
鍋に米とほうじ茶を入れて中火にかけるだけで出来上がる茶粥は奈良の名物。
冬はあたたかい茶粥、お餅を入れたり、芋を入れたり、夏は冷まして冷たい茶粥、これに焼いた鮭があれば言う事なしです。
去年のお茶で作るのが、何か意味があるのか、コクが出るとか、ただ単に古くなったお茶の使い道のひとつなのか・・・今度母に会ったら聞いてみよう。
母が実家にいた時、帰省した時に作ってもらうのは、決まって茶粥でした。
特にお盆の時期に帰省した時の冷たい茶粥が一番好きでした。
そういう意味でも夏の季語と言うのは納得です。

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